私が塗装業界に携わるようになって18年経ちましたがその間にも塗装仕様や

塗料の仕様が大きく変わっています。塗料の仕様では、A系、B系と言われる塗装仕様系からC系と言われる塗装系に変わっています。

 

例えば、A系の塗料ですと、エッチングプライマー、油性さび止めペイント、長油性フタル酸樹脂塗料、シリコンアルキド樹脂塗料。B系の塗料ですと、フェノールMIO塗料、塩化ゴム系塗料、鉛系さび止めペイントがあります。

 

現在では上記のような塗料は一切使われていません。現在、主流となって使われている塗料は、有機ジンクリッジペイント、弱溶剤型変性エポキシ樹脂塗料、弱溶剤型フッ素樹脂塗料用中塗、弱溶剤型フッ素樹脂塗料が多いです。鉄橋や水門など特殊な塗装仕様がある場合は除きます。弱溶剤型塗料とは、塗料用シンナーAで希釈できる塗料のことを表します。弱溶剤塗料でない塗料は「強溶剤」と言っており、エポキシシンナーやウレタンシンナーなどのシンナーで希釈します。エポキシシンナーやウレタンシンナーは臭いがキツく

作業が大変です。

 

なぜ、このように塗料使用が変わってきているのかというと、塗料に含まれている成分に国の規制がかかり現在では使用できなくなってきているのです。

 

例えば、鉛やクロム、PCBがあります。

 

クロムの説明には以下のことが書いてあります。

 

「鉛と同様に、従来の塗料原料中に多く含まれていた重金属の一種。六価のクロムには強い毒性がる。」

 

人体に悪影響のある物は排除する方向で進んでいるからです。ですので今後も使用できなくなる塗料も増えてくる可能性があります。

 

現場で塗装作業する人のこと考えてくれていると考えると有難いです。

 

しかし、私が感じることは人体に悪影響な塗料ほど橋梁自体は長持ちすると感じています。

現場で鉛が使われている現場に行くと驚くほど錆びてはいないと感じます。上塗り塗膜は劣化しているけれど下地までは劣化していないことが多いです。

 

新たに開発される塗料が今後どの程度、橋梁を維持出来るのか楽しみでもあります。